
EDX-8100
食品原料中に含まれるミネラル成分や塩分の元素分析では、一般的に原子吸光光度法(以下AA)が用いられます。AAで固形物や粉末を分析する際には、酸を加えた加熱分解処理等の化学的前処理が必要です。一方、蛍光X線分析法は固体、粉体、液体のまま、簡便な前処理で測定できることから、AAの代替法として採用・検討が行われています。 AAによる工程管理が行われている食品原料粉末中ナトリウムについて、エネルギー分散型蛍光X線分析装置EDX8100を用いて比較検討を行いました。加圧成型法(以下プレス法)と粉末容器法(以下粉末法)の2種類の前処理方法にて、ともにAAと一定の相関が得られました。
2020.03.08
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