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材料の中には濡れた状態で特定の機能を発現するものがあり、その機能を観察したい時も多くあります。その場合、材料を乾燥させることなく、濡れた状態でありのままの姿を観察することが必須です。卵殻膜の網目構造の観察もそのひとつです。 卵殻膜は主成分がタンパク質の細い繊維から成る立体的な網目構造を持った薄い膜です。卵殻膜の組成は人間の皮膚などに近いことから、その応用研究も行われている材料です。卵殻膜を乾燥させると立体的な網目構造が消失してしまいます。このため、卵殻膜の観察は濡れた状態で行う必要があります。本報では、レーザー顕微鏡(LSM)を用いて、卵殻膜の網目構造の観察を水中で行った例を紹介します。
2018.10.29
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