
EDX-8100
銅合金には鉛(Pb)が添加されるものがありますが、近年は RoHS などの環境負荷物質の規制に伴い、ビスマス(Bi)に代替されるようになってきました。蛍光 X 線分析では Pbには Bi が干渉する(スペクトルが重なる)ため、低含有量のPb の定量精度が十分でない場合があり、その対策には共存元素による重なり補正を適用した検量線法が有効です。 金属試料は一般に切削・研磨した平面を測定しますが、切粉や配線等の不定形試料の場合もあります。共存元素がある不定形試料では、先述した重なり補正に加え、形状補正も必要となります。 平面試料と切粉試料にこれら補正を適用した場合の定量分析精度を、AA(原子吸光)分析との比較により検証した事例をご紹介いたします。
2017.08.29
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