二次電池におけるSPM-8100FM と電気化学溶液セルを用いた電解液中負極近傍の添加剤層の可視化

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はじめに

鉛蓄電池やリチウムイオン電池に代表される二次電池の充放電性や耐久性等の性能は、電解質に添加剤を加えることで向上が行われています。しかし、これまで添加剤がどのように電池性能の向上に寄与しているか未だ明らかになっていません。添加剤の寄与を解明する上では、電解液中の負極近傍での界面状態を観察することが重要です。本報では、SPM-8100FM と電気化学溶液セルを用いた鉛蓄電池負極鉛近傍の断面イメージングにより、リグニン-鉛(Pb)層の可視化に初めて成功したことを報告します。高分解能走査型プローブ顕微鏡 SPM-8100FM は、周波数変調方式(FM)を採用したことにより、従来の AFM に比べて微小な力を検出することができます。

2019.07.16

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