
EDX-7200
-EDXにより、簡単な前処理のみで構成元素を非破壊、短時間で定性することができます。 -EDXの元素情報を使用し、XRDによる鉱物の同定をより精度よく行うことができます。 -XRDにより元素の化合物状態を調べることができるので、EDXの定性定量の精度を上げることができます。
鉱床で採掘された銅鉱石は、銅が1 %程度の品位であり、破砕や磨鉱といった選鉱と呼ばれる工程を経て品位20~40 %程度に高めた銅精鉱となります。この銅精鉱を精錬所にて製錬することで、銅の品位を99 %近くまで高めています。 銅鉱石には、銅を含有する鉱物以外にも様々な鉱物が含まれています。EDXにより元素の定性定量を行うことができますが、その化合物形態を特定したり、鉱物を同定したりすることはできません。EDXの元素情報とX線回折によるデータベース検索を組み合わせることにより、銅鉱石やその選鉱後の残渣に含まれる鉱物を同定し、次の工程で使用するために有用な情報を得ることができます。また、X線回折による化合物形態の情報を使って、EDXの定性定量結果をより精度よく計算することができます。
2021.03.24
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