X線CTシステムinspeXioTM SMXTM-225CT FPD HR Plusを使用したパワーインダクタの観察事例

はじめに

近年、環境への影響や燃料の高騰に対し、様々な分野で省エネルギー化が課題とされています。そのため、製品に搭載される部品は、更なる性能の向上や高機能化のための新たな設計が求められています。また、部品の性能向上により、省スペース化や消費電力の低下が実現されることも期待されます。今回は、低消費電力を実現するために必要なインダクタ（コイル）の中でもパワーインダクタと呼ばれる電子部品の内部をＸ線CT装置を用いて非破壊で観察した事例を紹介します。

2019.12.22