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はじめに

従来から,アルミダイキャスト製品の内部に潜む“す(鬆)”や“割れ”などの欠陥を検出するため,X 線透視装置が広く利用されています。 しかし近年,機械部品の小形化・高密度化を背景に,それらの欠陥の位置や形状,大きさなどの情報をより詳しく知りたいという要求が高まり,3 次元的な詳細観察が重要となってきています。 そこで今回は,このような要求に応える手段として,X 線 CT システムを使用したアルミダイキャスト部品に対する内部欠陥観察の事例を紹介いたします。 今回の撮像には,「マイクロフォーカス X 線 CT システム inspeXio SMX-225CT 形」を使用しました。

2008.12.07