島津マイクロフォーカスX線CTシステムによるアルミ缶の巻き締め部の観察

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はじめに

清涼飲料水やビールなどが入っているアルミ缶は上部円盤状のフタの部分と底のある円筒状のボディ部分から構成されています。清涼飲料水やビールをボディに入れて、フタ部を巻き締め装置でボディ部に巻き締めて、飲料缶が完成します。この巻き締めが不完全だと、液やガス漏れを起こします。巻き締め状態を確認するには、巻き締め部を変形しないように工具を用いて切断しなければなりません。これは、非常に難しい作業です。 ここではマイクロフォーカスX線CTシステムSMX-100CT-SV3を使用することにより、非破壊でアルミ缶の巻き締め状態の観察と寸法測定などができることを示しました。

2021.03.28