
inspeXio SMX-225CT FPD HR Plus
- CT撮影によって、錠剤内部の顆粒の分布状態を非破壊で簡単に可視化できます。 - 錠剤を切断・研磨することなく複数の層からなる膜の厚さを解析でき、製品の品質管理に役立てられます。
薬は用途や目的に合わせて、粉薬や錠剤、カプセル剤など様々な形のものが生産されています。その中でも錠剤は、携行・保管・服用の容易さから広く普及しています。錠剤に含まれる顆粒や空隙の分布状態は、 錠剤の有効成分が体液中へ溶出する速度に関係し、薬の効き目や安全性に影響する要素です。また、表面を膜でコーティングした錠剤では、膜の厚さによって内部の成分が溶出する器官が変わるため、薬の副作用を軽減しつつ強い効果を発揮させるために、膜の厚さの管理が重要です。 そこで、錠剤を破壊せずに、顆粒や空隙の分布状態、膜の厚さを観察するのに役立つツールが、マイクロフォーカスX線CTシステムです。本稿では、マイクロフォーカスX線CTシステム inspeXio SMX-225CT FPD HR Plus を用いて、錠剤を観察した事例を紹介します。
2022.03.17
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