DSC-60 Plusシリーズ
ポリエチレン(PE)-ポリプロプレン(PP)ブレンド試料の測定
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はじめに
高分子材料は、機械的性質の向上を図るために 2種類以上の高分子物質をブレンドし、1種類では備えていなかった性質をもたせることがよく行われており、その成分比率の把握が必要です。共重合体でなく機械的にブレンドされた高分子材料は、それぞれの成分の融解、結晶化などの特性が現れるため、DSC（示差走査熱量計）で測定すると各成分由来の複数の変化が観察されます。このことを利用し、今回はブレンドされた高分子物質の成分比率を、DSC で融解熱量を測定することにより求めた例をご紹介します。
2021.07.31
