CGT-7100によるセメント製造プラントのCO濃度測定

定置型ガス分析計導入に向けた仕様検討

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ユーザーベネフィット

- 定置型ガス分析計と同じ測定原理を採用しているため、信頼性と互換性の高いデータを取ることができます。 - 前処理機能とサンプリングポンプを内蔵した可搬型であるため、任意のポイントで簡便に測定できます。 - 取得したデータをUSBメモリに保存し、パソコンでの編集や他部門との共有が容易にできます。

はじめに

セメントは、原料粉をロータリーキルンと呼ばれる回転式の窯を用いて約1450℃の高温で焼成することで製造されます。このロータリーキルンが必要とする多量の熱エネルギーは、石炭に加え、廃棄物処理を兼ねた可燃性ゴミ焼却熱により供給されます。 セメント製造プラントにおいては、運転管理と大気汚染防止の観点からいくつかのポイントで各種ガス濃度のモニタリングが行われます。その中でも、ロータリーキルンガス中のCO・O2濃度は燃料の燃焼状態を直接反映する指標であるため、高効率で低環境負荷を目指す緻密な運転管理には必須のモニタリング対象です。とりわけCOは不完全燃焼に対する反応が速い指標で、迅速かつ正確な測定が要求されます。 この目的で定置型ガス分析計を設置するのに先立ち、測定レンジの仕様検討のためにCGT-7100を用いてCO濃度を測定した例をご紹介します。

2021.02.23

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