
環境
成人が通常摂取する水分量は,一日あたり2リットルと言われ,そのほとんどは,水道水やミネラルウォーターなどの「飲料水」です。飲料水は,各国の規制により,安全性や性状の検査を行う必要があります。検査項目には,ナトリウム,カルシウムなど 10 mg/L 以上の高濃度元素からヒ素,鉛など 10 µg/L 以下の微量元素まで存在します。従って,分析する装置の性能として,高感度で広い測定レンジが必要とされ,しかもそれらの項目を一斉に分析できることが望まれます。今回,島津 ICP 質量分析装置 ICPMS-2030 を用い水道水,ミネラルウォーターの分析を行いましたのでご紹介します。
2016.07.06