TOC固体試料測定システムによる銅線表面の油分測定

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はじめに

銅や黄銅などの線材や板材などの金属材料は延伸過程で加工油を使用しますが,この油分が金属材料表面に残留することがあります。金属材料が電子部品などに使用される場合には,表面残留油分が製品の品質に影響しますので,高品質な製品を製造するためには残留物の評価は重要です。TOC固体試料測定システムを使用すると,試料を直接燃焼させて残留している有機物を測定することができますので,抽出などの面倒な前処理をする必要なく迅速に残留物評価をすることができます。 今回は,全有機体炭素計TOC-VCPHと固体試料測定装置SSM-5000Aのシステムを使用して銅線を測定した例についてご紹介します。

2011.01.23

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