LCMS-8045
乳児および成人用調製粉乳におけるアミノ酸の非誘導体化LC/MS/MS定量法
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ユーザーベネフィット
- LC/MS/MSを用いることで、アミノ酸の煩雑な誘導体化操作が不要です。 - 1分析21分サイクルで、調製粉乳に含まれる18成分のアミノ酸の一斉分析が可能です。
はじめに
乳児および成人用調製粉乳中のたんぱく質構成L-α-アミノ酸およびタウリンの定量分析は、製造業者および栄養研究所で日常的に行われています。良質のたんぱく源である粉乳には、必須アミノ酸が含まれています。タウリンは一般的に乳児用粉ミルクに含まれ、有害物質への曝露からヒトを保護することができます。一般に、アミノ酸の定量分析は、煩雑な操作を伴うプレカラムあるいはポストカラム誘導体化を行うHPLC-RF法によって行われます。通常、AOACの要求事項に記載されているすべてのアミノ酸を定量するには、3種類の加水分解法が必要です。近年、簡便で迅速な非誘導体化LC/MS/MS法が報告され、種々の食品や生体試料中の遊離アミノ酸3)やたんぱく加水分解物の定量に応用されています。 本研究では、認証標準物質(SRM)であるNIST 1849a 乳児/成人用調製粉乳を用いて、たんぱく質構成アミノ酸とタウリンを定量するための非誘導体化LC/MS/MS法を検証しました。
2022.03.07
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