DPiMS-8060
DPiMS™-2020による異物分析(3)-飲料中の睡眠薬の検出-
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ユーザーベネフィット
- PESI法による分析は、試料の煩雑な前処理が不要で、迅速・簡便に分析が可能です。 - 飲料中の睡眠薬混入の有無が簡単に判別できる手法を構築しました。 - 異物混入の有無が感度良く簡便にスクリーニング可能です。
はじめに
飲料や食品への異物混入事件では多種多様な事案が報告されており、身近にある化学物質が混入されることがあります。そのため、異物混入が疑われる飲食物の検査においては、膨大な数の化学物質を分析対象とする必要があります。このような分析を効率的に進めるうえで、異物混入の有無を迅速にスクリーニングする手法の構築が必要です。 本稿では、異物混入事例の1つとして、睡眠薬錠剤が飲料に混入した場合を想定し、できる限り簡便な前処理で高感度な検出を行うための手法をPESI-MS法を利用した分析装置DPiMS-2020 を用いて構築しました。さらに、本手法が簡便な薬毒物スクリーニング法として応用可能か検討した結果を報告します。
2021.06.21
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