トリプル四重極LC/MS/MSを用いた残留農薬の分析(その2:野菜抽出液)【LCMS-8050】

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はじめに

食品中に残留する農薬などが人の健康に害を及ぼすことのないよう、厚生労働省により、農薬、飼料添加物、動物用医薬品について残留基準が設定されています。残留基準は食品ごとに設定されており、ポジティブリスト制度によって一定量以上の農薬等が残留する食品の販売等が禁止されています。 食品中の残留農薬の分析は、質量分析法が広く用いられます。一方で、質量分析法ではマトリックスによるサプレッションなどの影響を受けることがあります。一般的に、質量分析計におけるマトリックス効果の影響を補正するためには標準添加法やマトリックス検量線法が有効です。一方で、これらの定量方法は各食品について実試料で全検量線を作成する必要があります。本報では、各種条件を最適化することにより、絶対検量線法であっても高い回収率が得られるLC/MS/MS による分析例についてご紹介します。

2019.12.22

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