トリプル四重極型LC/MS/MSを用いたお茶中のカテキン類/テアフラビン類一斉分析

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ユーザーベネフィット

- お茶中のカテキン8種類とテアフラビン4種の一斉分析が可能です。 - 前処理はメンブランフィルターでろ過した後に希釈するのみで煩雑な作業は必要ありません。 - Traverse MS™を使用することで、簡便に多変量解析をすることが出来ます。

はじめに

気軽に購入でき、ポリフェノールが多く含まれるお茶は、抗がん作用、認知症予防、抗ウイルス作用等の効果が期待される機能性食品として注目を浴びています。カテキン類は、特に緑茶葉中に含まれる成分で、エピカテキン(EC)、エピガロカテキン(EGC)、エピカテキンガレート(ECG)、エピガロカテキンガレート(EGCG)が存在します。これらは加熱処理で、カテキン(C)、ガロカテキン(GC)、カテキンガレート(CG)、ガロカテキンガレート(GCG)となります。また、カテキン類は発酵過程で茶葉に含まれる酵素と反応し、カテキン類の組合わせによって4種のテアフラビン類(テアフラビン(TF1)、テアフラビン3-ガレート(TF2A)、テアフラビン3ʼ-ガレート(TF2B)、テアフラビン3,3ʼ-ジガレート(TF3))になります。ここでは、トリプル四重極質量分析計LCMS-8050とShim-pack™ XR-ODSⅢカラムを用いて、簡易前処理による市販PET飲料水中のカテキン8種とテアフラビン4種を一斉分析し、緑茶について多変量解析を行った事例をご紹介します。

2021.08.04

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