トリプル四重極型LC/MS/MSを用いた水道水中のPFOA、PFHxS、PFOSの分析

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ユーザーベネフィット

- 水質管理目標設定項目である、PFOA、PFOSに加えて、要検討項目に追加されたPFHxSを目標値の1/10以下の濃度(5 ng/L)まで定量可能です。 - 水道水中で、上記いずれの成分も良好な回収率で定量可能です。

はじめに

ペルフルオロオクタン酸(PFOA)、ペルフルオロヘキサンスルホン酸(PFHxS)、ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)は有機フッ素化合物の一種で、化学的に安定であり、体内への残存による健康被害が懸念されています。 日本国内の水道水では、2021年1月に開催された令和2年度第1回水質基準逐次改正検討会において、2021年4月より、水質管理目標設定項目に含まれるPFOAおよびPFOSに次いで、PFHxSが要検討項目として定められる見込みとなりました。 今回は、水質管理目標設定項目の検査方法(目標31)に基づき、1000倍濃縮した水道水を液体クロマトグラフ質量分析計LCMS-8050で分析した結果をご紹介します。 PFOA、PFHxS、PFOSの3成分全てにおいて、PFOSおよびPFOAの目標値である0.00005 mg/L(50 ng/L)の1/10以下の濃度(5 ng/L)を精度良く分析できることが確認できました。

2021.03.21

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