LCMS-9030
四重極飛行時間型質量分析計LCMS-9030を用いた網羅的細胞培養プロファイリング
ダウンロード
はじめに
発酵による有用物質の生産や抗体医薬品の製造において、培養工程の最適化や管理のために、培地の pH、溶存ガス、炭素源(グルコース)、窒素源(グルタミン)等のモニターが実施されています。細胞培養中の培地成分はグルコースやグルタミン以外にもビタミンや核酸関連化合物、さらには細胞から分泌される代謝物など様々な化合物から構成されます。そのため、培地に含まれる化合物の網羅的分析は、バイオプロセスを考察する上で有用な情報を与えることが期待されます。アプリケーションニュース No.C106A では、トリプル四重極(TQ)型の高速液体クロマトグラフ質量分析計(LC-MS)と細胞培養プロファイリングメソッドパッケージを用いて、ハイブリドーマの培養経過に伴う培養上清成分の変化をモニターした事例をご紹介しました。本アプリケーションニュースでは、四重極飛行時間(QTOF)型の LC-MS を用いた iPS 細胞の培養経過に伴う培養上清成分の変化をモニターした事例をご紹介します。QTOF 型の LC-MS によるター ゲット SIM とノンターゲットフルスキャン分析を組み合わせることにより、培養上清中の成分の変化を網羅的にモニターできます。
2021.03.28
関連製品
一部の製品は新しいモデルにアップデートされている場合があります。