幹細胞培養のモニタリングのためのインタクトセル・マススペクトロメトリー

ユーザーベネフィット

- 顕微鏡観察に先んじて、細胞内の隠れた好ましくない変化を明らかにできます。 - 細胞培養をモニタリングする先入観なく実行可能で効率的なアプローチが可能です。 - 卓上型MALDI-TOF MSと統計ソフトウェアを用いた有望で迅速な方法になります。

はじめに

マトリックス支援レーザ脱離イオン化-飛行時間型質量分析(MALDI-TOF MS)は、様々なタイプの試料から定性および定量的な情報を獲得するためのシンプルで素早い分析方法です。インタクトセルMALDI-TOF MSは、特定の低分子種もしくは生体分子の溶解と分画、または分離なしで、直接標的プレートにスポットされた真核細胞から生成されたスペクトル情報を提供します。本稿では、幹細胞培養のルーチンの品質管理とモニタリングにおけるMALDI-TOF MSの新しいアプリケーションを示します。

2022.02.20