トリプル四重極型LC/MS/MS を用いたビタミンD 代謝物の定量分析

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はじめに

ビタミン D は脂溶性ビタミンの 1 種であり,体内でカルシウム代謝の調節を行うホルモンとして機能しています。加えて,筋力の維持,免疫機能の調節,血圧の調節といった多くの生理的な役割をもつことが報告されています。さらに,ビタミン D は細胞分化(細胞が特別な機能に分化する生物学的なプロセス)の調節を補う機能も果たしています。これらの生理学的な機能に起因して,ビタミン D は筋肉痛や筋力の低下,自己免疫疾患,高血圧,さらにがん形成に対して関連があるとされています。 今回,ヒト血清中の 25-OH ビタミン D2/D3 を対象 に,ISOLUTE® SLE+ で前処理し,トリプル四重極型質量分析計LCMS-8050 を用いた分析を実施しました。 T

2015.04.27

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