2DLC/MS/MS を用いた尿中高極性ドーピング禁止物質のスクリーニング

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はじめに

スポーツ界では選手の健康を守るため,化学物質や不正手段によって競技力を向上させるドーピングを禁止しており,世界的レベルで厳しい検査が行われています。瞬発力を増強する興奮剤を用いた古典的なドーピング,近年ではヒト体内に存在する内因性ホルモンなどの天然型生理活性物質を用いるなど,様々なドーピング手法が存在します。そのため新たなドーピングに対する検査方法の開発は健全なスポーツの発展には必要不可欠となっています。 本アプリケーションニュースでは,2016 年に世界反ドーピング機関(WADA)の禁止リストに追加された抗虚血効果を有するとされる Meldonium や興奮薬およびその類似物のSynephrine,Norfenefrine,Etilefrine,Oxilofrine,Octopamineなどの極性化合物について,2DLC/MS/MS を用いた 6 化合物の一斉分析例をご紹介します。

2016.12.14

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