LCMS-8050
LC/MS/MS によるヒト血漿中チロシンキナーゼ阻害薬の一斉分析
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はじめに
近年のがん治療では、分子標的薬といわれる、腫瘍細胞の増殖、浸潤、転移に関わる分子を標的として、腫瘍細胞の増殖を抑制することを目的に開発された薬剤が用いられています。肺がん治療では、上皮成長因子受容体(Epidermal GrowthFactor Receptor: EGFR)および未分化リンパ腫キナーゼ(Anaplastic Lymphoma Kinase: ALK )などを標的としたチロシンキナーゼ阻害薬(Tyrosine Kinase Inhibitors: TKIs)が用いられており、第 2 世代、第 3 世代と呼ばれる分子標的薬の新薬開発が続々と行われています。ここでは薬物動態の研究を目的とした、トリプル四重極型高速液体クロマトグラフ質量分析計 LCMS-8050 を用いたヒト血漿中の EGFR-TKIs、ALK-TKIs および代謝物の一斉分析例を紹介します。
2017.02.01
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