LCMS-8040を用いたDBS( Dried Blood Spot) に含まれるアミノ酸・アシルカルニチンの一斉分析

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はじめに

アミノ酸代謝の指標となるアミノ酸や脂肪酸代謝の指標となるアシルカルニチンは,LC-MS/MS により短時間で多成分を測定することが可能です。さらに LC-MS/MS は,血液中のアミノ酸およびアシルカルニチンを簡単な前処理で高感度に検出できることから,今後の代謝研究への応用にも期待が高まっています。 LC-MS/MS を用いたスクリーニングでは DBS (Dried BloodSpot) からの抽出液を 96 穴プレートにセットし,オートサンプラーを使用して自動分析を行います。 ここでは,Meyer Childrenʼs Hospital, Mass Spectrometry,Clinical Chemistry and Pharmacology Lab. (Florence, Italy)で実際に使用されているプロトコールを使用し,高速液体クロマトグラフ - トリプル四重極型質量分析計 LCMS-8040 で測定した例をご紹介します。

2021.03.28