シングル四重極質量分析計を用いたモンテルカストナトリウム中の不純物解析

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ユーザーベネフィット

- LCMS-2050によって医薬品中に含まれる主成分、不純物の分子量情報を得ることが可能です。 - インソースCIDにより、LC/MS/MSを用いることなく化合物の構造解析を行うことができます。

はじめに

日本薬局方(JP)、欧州薬局方( EP)、米国薬局方(USP)などの公定書には医薬品中不純物の構造式が記載されており、医薬品中の微量不純物の同定は品質を保証する上で重要になります。一般に、不純物管理ではHPLC-UV法が広く採用されていますが、検出された不純物の同定には質量分析計をさらに接続して分子量情報を得る分析が有効です。 本報告では、高速液体クロマトグラフNexeraTMシリーズと高速液体クロマトグラフ質量分析計LCMS-2050を組み合わせたシステムを使用し、モンテルカストナトリウム中の不純物を分析した例をご紹介します。モンテルカストナトリウムは、第十七改正日本薬局方に収載されており、気管支ぜんそくやアレルギー性鼻炎の治療薬として用いられています。本測定では不純物の分子量確認だけでなく、インソースCIDを用いた構造解析も実施しました。

2022.02.23

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