高速高分離分析の応用(その39)Nexeraによる食品中アフラトキシンの分析

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はじめに

アフラトキシンは,発がん性や急性毒性を持つカビ毒であり,食品汚染監視のため,HPLCなどによる測定が行われています。 食品中アフラトキシンの超高速分析については,アプリケーションニュースNo. L351で,アフラトキシンB1/B2/G1/G2の内,感度向上のためB1およびG1をトリフルオロ酢酸(TFA)により水酸化体(B2a,G2a)に変換後,蛍光分析する方法をご紹介しました。 ここでは,高感度蛍光検出器“Prominence RF-20Axs”を超高速LCシステム“Nexera”と組み合わせることにより,TFA処理を行わずにアフラトキシンB1/B2/G1/G2を直接高感度蛍光検出し,食品中アフラトキシンの超高速分析に応用した例をご紹介します。

2011.04.26

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