ダウンロード

ユーザーベネフィット

- ビール中のキサントフモールの高速分析が可能です。 - キサントフモールに加え、α酸、β酸など他6成分を1分析当たり8分で分析できます。 - フォトダイオードアレイ検出器を用いることで、各成分ごとに検出波長を設定でき高感度に測定できます。

はじめに

キサントフモールはホップに含まれるプレニル化されたフラボノイドです。キサントフモールは抗酸化作用、抗炎症作用、抗菌性など多数機能を持っており、人体の健康に有益であるとされ注目されています。ビールの醸造工程の加熱によりキサントフモールは異性体化され、イソキサントフモールになります。イソキサントフモールは抗ガン作用や抗ウイルス活性があると報告されています。ホップにはフムリノン、イソα酸とβ酸等の苦みに関与する成分も含まれてますが、イソα酸は認知機能低下を改善する効果があると報告されています。本稿では既報のアプリケーションニュース(01-00025 -JPとL590)、EBC(European Brewery Convention)9.47を参考に高速液体クロマトグラフNexera X3によるキサントフモール、イソキサントフモール、フムリノン、イソα酸、α酸、β酸を一斉分析した例を紹介します。

2022.05.31

関連分野