燃焼-イオンクロマトグラフシステム
燃焼-イオンクロマトグラフ法によるプラスチック中臭化物の分析
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はじめに
現代社会において多量に発生するプラスチック廃棄物中には,臭素系難燃剤なども含まれており,資源としてリサイクルを行うためには,全臭素量を把握することが重要になります。 臭化物を含むハロゲンイオンの分析には,イオンクロマトグラフが一般に用いられますが,その試料の形態は“液体”である場合がほとんどです。 ここでは,プラスチックを高温で燃焼させ,発生した燃焼ガスを吸収液に吸収させるための燃焼装置と島津イオンクロマトグラ“Prominence HIC-SP”とを組み合わせ,塩化物および臭化物の含有量測定に応用した例をご紹介します
2008.10.25