アセチルアセトンポストカラム誘導体化検出法を用いたホルムアルデヒド分析

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はじめに

ホルムアルデヒドは防腐剤や樹脂製品の原材料として有用な成分である一方、シックハウス症候群の原因物質になることから、その含有量は注目を浴びています。 日常使用するシャンプーや化粧水、ファンデーションは一般に香粧品と呼ばれ、ヒトの身体に用いられるものであることから、これら香粧品の配合成分は特に厳しく規制されています。ホルムアルデヒドは、日本では化粧品基準(厚生省告示第331号)により、化粧品中の配合禁止成分の1つとされています。また、EUでは化粧品規則No.1223/2009 AnnexⅢにより、マニキュアなどのネイル用品中の含有が5%以下に規制されています。 今回は香粧品試験法に採用されているアセチルアセトンポストカラム誘導体化検出法に従って、香粧品中のホルムアルデヒドを分析しました。 ここでは、 NexeraTMシリーズのNexera XRによるホルムアルデヒドの分析例をご紹介します。

2023.05.15

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