化粧品中の規制対象紫外線吸収剤23成分の表面多孔性粒子充てんカラムを用いた高速一斉分析

はじめに

紫外線から肌を守るために、多くの化粧品には紫外線吸収剤が配合されています。日本では紫外線吸収剤は薬事法に基づく化粧品基準（平成 12 年厚生省告示第 331 号）により、配合成分の種類及びその最大配合量が定められています。国や地域ごとに基準が異なっているため、輸出入の際にはHPLC を用いた確認が行われています。 ここでは Nexera™シリーズと表面多孔性粒子（superficially porous particles: SPP、別名 コアシェル）充てんカラムである“Shim-pack Velox™ C18”を用いて、アプリケーションニュース No.L381 で報告しました 11 成分に、EU では配合可能な成分などを追加した、紫外線吸収剤 23 成分の高速分析例をご紹介します。

2019.04.03