Nexera™シリーズ
USPに準拠した栄養補助食品中ビタミンの分析ーNexeraTM XRによるパントテン酸 カルシウムの分析-
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はじめに
栄養補助食品の品質管理における規格基準として米国薬局方(United States Pharmacopeia; USP)があります。USPは栄養補助食品の試験方法やその判定基準について定めています。栄養補助食品の多くはグローバルに流通することから、消費者にとってUSP準拠は品質を確かめる重要な判断基準になっています。 今回分析を行ったのは水溶性ビタミンの一つであるパントテン酸です。パントテン酸はビタミンB5とも呼ばれ、パントイン酸とβ-アラニンが結合した物質です。市販サプリメントの多くに含まれ、カルシウム塩として含有されています。 USP40-NF35の「Oil and Water Soluble Vitamins with Mineral Tablets Calcium Pantothenate」では、HPLCによる分析法が2種類、微生物学的方法が1種類掲載されており、「Method3」では、逆相ODSカラムで分離後、紫外可視吸光度検出器で検出する方法が採用されています。 ここでは、NexeraシリーズであるNexera XRを使用して、市販サプリメント中のパントテン酸カルシウムを分析した例をご紹介します。また、ProminenceTMシリーズでも分析を行い、同様の結果が得られることを確認しましたので、ご報告します。
2021.06.09
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