ビール中代謝成分の網羅測定による品質評価法の検討

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はじめに

食品の品質評価の方法は、その食品種/調査目的によって極めて多岐にわたりますが、昨今では食品中に含まれる成分を網羅的に分析した後、多変量解析を行うことで対象食品の傾向を探る評価も広く行われるようになりました。アプリケーションニュース No. M271 では、日本酒のにおい成分と代謝成分を GC/MS による網羅的に分析し、得られたデータを多変量解析することにより、日本酒の品質評価を行いました。 本稿では銘柄の異なるビールを試料として、食品中代謝成分を測定し、識別の可否を検討しました。また、ビール等のアルコール飲料は、工場や生産ロット毎に味に差が出ることが知られています。今回、同一ブランドのビールにおいて、生産工場違いおよび生産ロット違いのビールを試料として、識別の可否についても示しました。

2019.08.06

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