食品・飲料
GC×GC-MSにおける高速スキャン測定の有用性
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はじめに
GC×GC-MSシステムは分離特性の異なる無極性・種類のカラムを直結し2極性・極性の2種類のカラムを直結し、沸点と極性を軸にした。包括的2次元クロマトグラムを採取することができます。ピークのバンド幅は数100ミリ秒と非常に短く、分離能に優れているため従来のGC-MSで分離が困難な化合物でも分離することができ、天然物などの複雑なマトリックスからの目的成分の分離や不純物分析などの定性分析に有効なシステムです。しかしながら、MSのスキャンスピードの高速化が求められるため四重極型のMSには適していない分析法とされてきました。GCMS-QP2020 Ultraは最大20,000 /secのスキャンスピードを有しておりこれらの課題を解決しています。
2011.04.26