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はじめに

近年、食品中への異物混入の事例が増加しており、メーカーによる異物分析の必要性が高まっています。機器分析を用いた混入異物の同定には、フーリエ変換赤外分光光度計(FTIR)やエネルギー分散型蛍光 X 線分析装置(EDX)などが使用されます。GC/MS による異物分析では、熱分解 GC/MS法や熱抽出 GC/MS 法が用いられ、微量有機物異物に含まれる樹脂材料や添加剤の定性を行うことができます。 本稿では、食品異物を想定し、熱抽出 GC/MS 法を用いた食品包装材中の添加剤を分析した結果を報告します。熱抽出GC/MS による分析には、多機能注入口 OPTIC-4 を使用し、添加剤の定性には高分子添加剤ライブラリを使用しました。

2020.03.08

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