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はじめに

GC/MSを用いて検出される化合物の同定には市販のMS-ライブラリーが用いられます。MS-ライブラリーにはNIST(化合物16万のスペクトル),Wiley(同31万のスペクトル)があります。また,最近,高分子添加剤用に開発された添加剤MSライブラリー(ADD-MS06ライブラリー:フロンテイア・ラボ社)があります。これは,市販の主要な有機系添加剤329種類を600 ℃で瞬間熱分解(Py)-GC/MS法により測定したパイログラムとそこで観測されている主要ピークのマススペクトルと保持指標(RI)を登録し構築したものです。ここではポリマービーズ中に含まれるポリマー添加剤の同定に上記3種のライブラリーを用いて検討を行った例をご紹介します。

2010.02.02

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