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はじめに

一酸化炭素(CO)は有毒性ガスとして知られており、有機化合物の不完全燃焼で発生します。CO は中毒発生機会の多いガスであり、CO による中毒判断の指標として一酸化炭素ヘモグロビン飽和度の測定が行われます。血中一酸化炭素を遊離させて分析する間接測定法にはガスクロマトグラフィー熱伝導検出器(GC-TCD)が使われますが、感度はそれほど高くありません。バリア放電イオン化検出器(BID)は、ヘリウムとネオンを除くほとんどの化合物を TCD と比較して高感度に検出することが可能です。高感度に測定できれば、分析に使用する血液サンプル量を減らすことができ、他の分析に血液サンプルを使用ことが出来るため BID による分析は有効です。本アプリケーションニュースでは、GC-BID を用いて血中一酸化炭素を測定した例を紹介いたします。

2019.02.20

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