バイオディーゼル中遊離グリセリンと総グリセリンの分析 ―ASTM D6584,EN14105 による分析―

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はじめに

地球温暖化やCO2排出削減に関心が高まり,植物性油脂を原料として生成されるディーゼルエンジン用燃料(バイオディーゼル)の使用が全世界的に広まりつつあります。バイオディーゼルの生成は,油脂にメタノールを添加・反応させて脂肪酸メチルエステル化することが一般的です。製造過程の残渣として,遊離グリセリンやモノ,ジ,トリグリセライドなども含まれています。 米国や欧州では,バイオディーゼルの品質に関する規格と測定方法が定められており,本アプリケーションニュースでは,2007年3月現在のASTM D6584とEN14105の分析方法についてご紹介します。

2007.04.20