Nexis GC-2030 による高速降温/低速降温時のカラムへの影響の確認

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はじめに

ガスクロマトグラフィーは、カラム内液相の種類と昇温により、カラムへのサンプルの吸脱着を利用して、サンプルガスを各成分に分離します。分析終了後、カラムを初期温度まで降温する必要がありますが、この降温速度がカラムの液相に影響を与えることがあります。今までは、分析サイクルを短くするために短時間での降温を優先していましたが、NexisTM GC-2030(以下、Nexis GC-2030)では、カラム温度の降温速度を自由に選択できる機能が新たに追加されました。最適降温速度を選択することにより、カラムのライフタイムを最大化する事が可能となります。 今回は降温時の降温速度によるベースラインノイズと各ピークの SN 比を、Nexis GC-2030 の降温プログラムを用いて確認しましたので紹介します。

2018.05.28

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