オートインジェクタを用いた内部標準試料の自動注入による分析業務の効率化

ユーザーベネフィット

- 煩雑な試料調製作業を低減し、分析業務を効率化できます。 - 共注入分析におけるオートインジェクタの推奨設定がプリセットされており、誰でも簡単に注入条件を設定できます。 - オートインジェクタを用いた自動注入により、ミスなく内部標準試料を添加できます。

はじめに

GCの定量法の一つに内部標準法があり、装置の感度変動や注入量の誤差を補正できるため、広く使用されています。一方で、全ての試料に 内部標準試料（IS）を正確に添加する必要があり、絶対検量線法（外部標準法）と比較すると前処理作業が増えてしまいます。 本報では 、 オートインジェクタ AOC-30 の Sampler Navigator機能にある共注入を用いて、一般的に使用される アルコール類、ケトン・エステル・エーテル類、芳香族類を分析し、検量線の直線性と面積比再現性を確認しました。

2021.02.08