LC/MS/MSメソッドパッケージ 動物用医薬品 Ver. 2
LabSolutions™ LCMS用
- 動物用医薬品129 成分に対応のメソッド収載
・Ver. 1で対応の3倍以上の成分数 - わずか16.5分で検出する高速メソッド
- 極性動物用医薬品のピーク形状改善前処理プログラム
- LabSolutions Insight™ で簡単にデータ解析
わずか16.5分で,動物用医薬品129成分の一斉分析が可能です
近年,世界の人口増加に伴い,より早く,より安全に,より安定的に食糧を提供していくことが課題となっています。動物用医薬品は家畜や養殖業の病気の予防や治療などの目的で使用されており,安定した食料の供給に貢献しています。しかし,食品中への残留による人体への影響が危惧されており,動物性食品の安全性を保証することが非常に重要となっています。
本メソッドパッケージでは,動物用医薬品129成分をわずか16.5分で検出できる高速メソッドを提供します。Ver. 1 に比べ,収載成分数が大幅に増強されました。また,ODSカラム用とBiphenylカラム用の2種類のメソッドをご用意しました。お使いのカラムにあわせて,使用するメソッドを選択することが可能です。
共注入により極性化合物のピーク形状を改善
QuEChERS法などで前処理したサンプルは,高い有機溶媒比率で抽出されるため,分析条件によっては,保持時間の短い極性化合物のピーク形状が崩れやすくなります。(Fig1)
動物用医薬品129成分用高速一斉分析メソッドには共注入用前処理プログラムがあらかじめ組み込まれており,サンプルと水を共注入することで,このピーク形状の崩れを改善することができます。(Fig2)
*前処理プログラムに対応したオートサンプラをご使用ください。
LabSolutions Insight で多検体解析をスムーズに
多成分・多検体の分析データは,LabSolutions Insight で一括解析してレポート作成まで行うことができます。本メソッドパッケージと組み合せて利用することにより,測定からデータ解析までの一連の分析作業をより簡便に行うことができます。
LabSolutions Insight は,定量解析とスクリーニング機能を搭載したソフトウェアです。解析画面では対象化合物ごとや測定データごとに定量値や面積値を一覧表示することができ,ワークフローに応じてユーザーがデータを確認しやすい表示方法を選択できます。また,フラッギンング機能を利用して,設定した基準値を超えた結果のみを判別して表示することができるため,規制成分を対象とした多成分・多検体の解析スループットを向上します。
注意事項
1.LabSolutions LCMS は,Ver. 5.99SP2 以降、LabSolutions Insight はVer.3.7SP3 以降が必要です。
2.本メソッドパッケージは研究用です。
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