ICP質量分析法による化粧品中重金属分析‐ISO21392 ‐

ユーザーベネフィット

-ISO21392に記載のICP-MS測定による化粧品の安全性評価ができます。
-アルゴンガス消費量の少ないミニトーチで分析でき、ランニングコストを抑えることができます。

はじめに

化粧品は直接肌に使用するため、その安全性の管理が重要です。化粧品中の元素に関する規制として、ICCR(InternationalCooperationonCosmeticsRegulation:化粧品規制協力国際会議)は2013年にPb:10 ppm、2016年にHg:1 ppmの製品中推奨限度値を勧告しています。化粧品中の元素の分析方法として、2021年8月17日にISO21392(MeasurementoftracesofheavymetalsincosmeticfinishedproductsusinginICP/MStechnique)が発行されました。この試験方法では、ICP-MSを用いた化粧品製品中の重金属測定手法が示されています。
今回、ISO21392に記載された元素(Cr,Co,Ni,As,Cd,Sb,Pb)に水銀(Hg)を加えた8元素について、島津ICP質量分析計 ICPMS-2040/2050を用いて分析を行いましたのでご紹介します。

2024.06.25

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