LC,LC/MS分析における金属の影響とその解決方法
新規モダリティ医薬品の開発に向けて
バイオ医薬品や中分子医薬品のLCやLC/MS分析では,金属配位性吸着や金属イオンの影響を抑制するハードウエアが不可欠です。本セミナーでは京都大学の石濱先生をお招きし基調講演を頂く他,弊社からは医薬品開発を加速する以下の新製品をご紹介いたします。
*バイオ・中分子医薬品分析におけるNewfound Clarity「Nexera XS inert」
*AQbDに基づいたメソッド開発を効率化「LabSolutions MD」
セミナー内容
時間 | セミナー内容 |
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13:00 - 13:05 | 開会のご挨拶,注意事項のご説明 |
13:05 - 13:50 |
基調講演(京都大学大学院 薬学研究科 石濱泰教授)
高感度LC/MS分析において顕在化した,リン酸基を有する化合物のLCシステムへの吸着や,システム由来の金属イオンがMS検出に及ぼす影響等について,先生のご研究内容と共にご紹介頂きます。
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13:50 - 14:25 |
バイオ・中分子医薬品の分析におけるNewfound Clarity
新製品『Nexera XS inert』のご紹介 Nexera XS inertは試料通過部に非金属材料を使用し,オリゴ核酸等の金属配位性分子のシステムへの吸着を抑制します。これにより,LCクロマトグラムのピーク形状が改善し,感度や直線性,低濃度領域における定量信頼性も向上します。また移動相通過部は耐腐食性を有し,高濃度のハロゲン塩を含む移動相を用いる抗体等の試験においても安定に稼働します。本セミナーではLCおよびLC/MS分析の信頼性向上について,実例と共にご紹介します。
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14:25 - 14:55 |
AQbDに基づいたメソッド開発を効率化
新製品『LabSolutions MD』のご紹介 ICHより提唱されているAQbDに基づいたメソッド開発では,実験計画法(DoE)などの効率的な実験によって得られた結果より,分析結果に影響を与える因子を統計学的な手法により抽出し,パラメータの有効領域をデザインスペースとして可視化することが推奨されています。LabSolutions MDは,実験計画からデザインスペース構築までの一連のメソッド開発フローを効率化し,科学的アプローチによる頑健で低リスクな最適メソッド開発を可能にします。本日は,「LabSolutions MD」とその活用例をご紹介いたします。
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14:55 - 15:00 | 閉会のご挨拶,アンケート |
本セミナーでご紹介する製品
本セミナーに関するお問い合わせ
島津製作所 分析計測事業部 Webinar事務局
E-mail : event-h@group.shimadzu.co.jp