高感度・高精度で測定可能

高精度のロバーバル機構の上皿天秤式

融解などによる試料の重心の変化によって感度が変わらないロバーバル機構を採用しました。

 
 
 

ロバーバル機構とは?

天びんの受皿のどこに試料を置いても同じ測定結果となります。加熱による融解や膨張などによって試料の重心が変化しても測定結果に影響がありません。

通常の天びんは同じ重さを載せた場合、支点から分銅までの長さと、支点から試料までの長さが同じときに釣り合います。この天びんの試料を載せる位置を点線のように変えたとすると、同じ試料を載せたとしても、この天びんは釣り合いません。試料を置く位置によって釣り合う分銅が変わることになります。

一方、ロバーバル機構の天びんはビームを2本にした平行四辺形の枠組みを形成します。その柱の部分に腕を取り付け、そこに試料を載せるようにすると、どこに試料を載せても荷重はB点に加えられたことになります。試料を置く位置によって釣り合う分銅が変わることがありません。

 

軽量支点

軽量支点

温度係数の微小な薄い合金バンドをX字形に構成して使用しています。
この支点は,軽量で摩擦や抵抗が極めて小さいため,高感度な天びんを構成することができ,かつ耐震性に優れています。

さまざまな測定に対応

反応ガス用の流路を用意

TG/DTA測定では,各種の反応や特殊雰囲気ガスによる試料との相互作用を観測することで,定性・定量分析や反応機構の検討,耐熱性を評価します。
DTG-60シリーズでは,独自の流路構成により様々な応用に対応可能です。ガス導入口の1つは,直接試料部にガスを導入することができ,反応に時間がかかりません。

重量測定範囲が広い

重量(TG)測定範囲が±500 mg,秤量が1 g(風袋込)と広く,多彩な測定に対応が可能です。

自動化によりハイスループットを実現

「テンプレート機能」による自動解析機能で簡単解析

独自の「テンプレート機能」により補正や解析,レポート出力のレイアウト設定を自動で行うことができます。
解析時に使用するだけでなく,測定前に設定しておくと測定終了と同時に自動的に適用し,保存することが可能です。

「テンプレート機能」による自動解析機能で簡単解析

分析待ち時間を短縮

内蔵の加熱炉冷却用ファンは,測定終了後,自動的に作動します。
また,所定の温度(設定変更可)で停止させることができ,次の測定に即座に対応できます。

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