PDA-8000 - 特長

発光分光分析装置(Optical Emission Spectrometer)

高分解能分光器で,より正確な分析を実現
焦点距離1000mm パッシェン・ルンゲマウントで鉄鋼用,非鉄用それぞれに適した波長範囲の回折格子を使用し,広い波長範囲で高分解能測定ができ,分光干渉の影響を抑えることで,正確な分析が可能となりました。

安定性と実績の真空分光器

 

材料分析で重要元素であるリンや硫黄は,190nm以下の真空紫外領域と呼ばれる波長域にスペクトル線が存在します。
この波長域では空気中の酸素が光を吸収するため,酸素を除去する必要があります。PDA-8000は,実績のある真空分光器を採用し,安定した分光分析を提供します。

受光部集光系

発光分光分析装置PDA-8000

出口スリットを通った光をトロイダルミラーで光電子増倍管の受光面上に集光して照射します。この光学設計により,安定した測光が得られます。

環境変化への高い対応性

分光器は温度変化の少ない材質を採用しました。断熱機能を強化した恒温槽に配置することで室温変化の影響を受けにくい構造となり,より精度の高い分析を提供します。( 室温15-30℃ ±5℃/ H以下)

放電状態を常に監視

 
発光分光分析装置PDA-8000
対電極-試料間で消費される放電エネルギーを監視するリアルタイムエネルギーモニタリング機能*( Realtime Energy Monitoring )を搭載しました。これにより,放電エネルギーを正確に設定制御し,試料面状態がもたらす放電不良を放電エネルギーで瞬時に判定,測定処理から取り除くことにより精度が向上しました。
*特許出願中

 

あらゆる金属材料に対応

新開発の放電エネルギー安定化電源により,鉄鋼などの融点の高い金属には高エネルギー放電,亜鉛・鉛合金などの融点の低い金属には低エネルギー放電など,ワイドレンジでさまざまな金属材料に最適な放電条件で分析可能です。

高純度材料の極微量分析

1パルス毎の放電電流を安定して流すことのできる定電流放電*( CRS - Current Regulative Spark )が,極微量域での感度向上を実現しました。
*特許出願中

発光分光分析装置PDA-8000

省エネ設計

消費電力510W( 当社従来比43%削減*1)を実現した省エネ装置です。 アルゴンガス消費量も当社従来比約45%削減*2しました。 (*1 1時間に15試料分析した場合  *2 1日に150試料/8時間分析した場合の消費量)

発光分光分析装置PDA-8000

ハードウェアとソフトウェアの融合

 
発光分光分析装置PDA-8000

-わかりやすいインターフェースで,装置の制御・管理を徹底サポート-

制御・診断からメンテナンスまで。ハードウェアと一体化したソフトウェアが安心の装置管理を実現します。

発光分光分析装置PDA-8000

信頼性をベースに,さらなる使いやすさを追及

発光分析の歴史で培ったノウハウはそのままに,オペレータへの優しさと洗練されたデザインを実現しました。 試料ごとにプロットを変えることが可能になり,操作がより直感的でわかりやすくなりました。

発光分光分析装置PDA-8000

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