SPM観察例:薄膜 No.12 磁気テープの表面形状と電位観察

磁気テープA
磁気テープの表面形状と電位 磁気テープの表面形状と電位

磁気テープB
磁気テープの表面形状と電位 磁気テープの表面形状と電位

2つの異なるブランドの磁気テープを表面電位モードで観察しました。 それぞれ、左側が表面形状像、右側が表面電位(KFM)像です。 形状像から、表面粗さはほぼ同等で差異がありません。 一方、電位(KFM)像からは、磁気テープAの面内分布がほぼ均一なのに対して、 磁気テープBでは数百mVの電位差が面内分布していることがわかります。 これらの電位差の分布は、テープ表面に存在する潤滑膜のムラを反映していると考えられています。

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