手技プロトコルを忠実に自動化、ヒューマンエラーを排除

糖鎖自動前処理装置MUP-3100は分注、試薬添加、加温、遠心、固相カラム抽出、サンプル搬送などの操作機能を備え、煩雑な一連の前処理作業を自動化することができ、試薬添加忘れ、検体の取り違え、工程抜けなどのヒューマンエラーを排除します。
これにより、MUP-3100は、抗体N型糖鎖分析キットAuto-EZGlyco™ mAb-N kit for SHIMADZUのプロトコル通りに前処理を確実に実施します。

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サンプルと試薬を装置にセットするだけで、自動的に前処理を実行

調製済み試薬および培養上清などのサンプルを装置の所定位置にセットし、実行するだけで全自動で確実かつ迅速に処理を行います。MUP-3100 は一度に最大24サンプルをセットでき、1日に2回処理が可能です。分析者の負担を軽減するだけでなく、夜間や休日の運転により業務の効率化に寄与します。

サンプルと試薬を装置にセットするだけで、自動的に前処理を実行

自動消耗品チェック機能が安定稼働をサポート

MUP-3100は、自動運転前に画像処理により必要な試薬類のセット状況を確認し、ミスを防止します。セットされていないサンプル、試薬、消耗品があれば、運転開始前にお知らせします。自動運転中もセンサーによりピペットチップ着脱やカラムの把持を監視し、誤動作を防ぎます。

自動消耗品チェック機能が安定稼働をサポート

MUP-3100 に専用の抗体N型糖鎖分析キット

住友ベークライト製 抗体N型分析キット Auto-EZGlyco mAb-N Kit for SHIMADZU は細胞培養液などの未精製のサンプルや粗精製のサンプルから抗体精製、抗体からの糖鎖切り出し、糖鎖の蛍光標識、標識糖鎖の調製まで行うことが可能です。キットには糖鎖遊離酵素、糖鎖蛍光標識試薬等、必要な試薬が同梱されています。

  • MUP-3100


  • キットの詳細は以下のページよりご参照いただけます。
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品質管理支援機能

MUP-3100のコントロールソフトウェアは、前処理結果レポートを自動生成し、前処理条件とともにデータベースに保管します。MUP-3100 は運転動作を常時録画しており、装置がエラー検出した際には 、内部カメラがトラブル発生前後5秒間の動画を自動で生成し、エラーログと動画を保存します。これにより、エラーの原因究明を支援しダウンタイムを低減します。

品質管理支援機能

培養上清24サンプルを6時間で確実に処理

  • 従来法は、培養上清中の抗体サンプルから糖鎖を切り出すまでに煩雑な操作が必要です。従来法では2日以上前処理に時間を要していましたが、抗体N型糖鎖分析キットとMUP-3100を組み合わせて使用することで24サンプルを6時間で前処理できます。
     HPLCの蛍光検出器を用いた2-AB標識糖鎖の分析により、含まれる糖鎖の種類・量などの糖鎖プロファイルを得ることができます。Shim-pack™ GIST-HP Amide メタルフリーカラムは抗体医薬品や培養上清に含まれる糖鎖や夾雑成分の分離に有用です。
  • 抗体のN-結合型糖鎖に対応。最大24サンプルを良好な再現性で処理

 

 

 抗体(ヒト血清IgG)由来N-結合型糖鎖の標準試料のHPLCクロマトグラム
抗体 (ヒト血清IgG) 由来N-結合型糖鎖をShim-pack GIST-HP  Amide メタルフリーカラムで分析したHPLCクロマトグラム

 

 

MUP-3100は一度に24サンプルを処理できます。他検体同時処理においても、各ピークの面積比はピークの強度によらず安定しており、抗体N型糖鎖分析キットを手技で使用した場合と同等のデータが得られます。

ピーク面積比比較
抗体(ヒト血清IgG)由来N-結合型糖鎖(同一サンプル)のピーク面積比比較
 

ピーク面積比比較
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