多彩なデータ処理・演算機能を持つ測定モジュール群

スペクトルやフォトメトリック(定量)の他に,カイネティクス(タイムコース測定)などの測定モードがあり,各々 豊富なデータ処理機能 を備えています。

フリーフォーマットのレポート作成機能

グラフやテーブルを自由に組み合わせてレイアウトし,レポートを作成できます。 また,グラフの線の太さや色を変更したり,テキスト文章や図を貼り付けることもできます。 できあがったレイアウトはテンプレートとして登録することもでき便利です。

GXPサポート機能

ユーザー認証・権限設定などのセキュリティ機能,データ取得時の元データやデータ処理時の履歴を残すオーディットトレイル機能,装置ログ,などGXPをサポートする機能が充実しています。
また,オプションの LabSolutions接続キットと接続することにより,FDA 21 CFR Part 11 対応を強力に支援します。 UVProbeを使用して取得したデータや演算されたデータを自動または手動でデータベースに登録,管理できるようになります。

セキュリティ機能
セキュリティ機能を有効にすると,ログイン時に識別コードとパスワードが必要になります。 パスワードは詳細設定が行えます。 また各ユーザーに権限を割り振り使用可能な機能を限定できます。

オーディットトレイル機能

データは,ディレクトリ構造を持ってファイルに保存されます。 取得した元データに対して演算などのデータ処理を行うと,同じファイル内に元データとは別の新たなデータが作成され,結果が保存されます。 また,その際の履歴(使用者,日時,操作内容)もファイル内に記録されます。

装置ログ
データに影響を及ぼす可能性のある装置操作(初期化,ベースライン補正,オートゼロなど)を行うと,履歴が残されます。現在使用している装置の履歴が,日付・使用者名と共に画面で確認できます。

これらの機能を使用するには,UVProbeインストール時に”セキュリティモード”あるいは”GLPモード”でインストールする必要があります。

*LabSolutions接続キットを使用するには,UVProbe Ver.2.50 以降,LabSolutions CS Ver.6.40 以降である必要があります。

豊富なデータ処理機能

スペクトル測定

複数スペクトルデータの比較やスペクトルの拡大/縮小,スペクトル画面上へのコメント追記が行えます。 また,ピーク(λmax)/谷(λmin)検出,面積計算,1次~4次微分,平滑化,逆数,平方根,対数,Abs.%T変換,指数変換,クベルカムンク変換,アンサンブル平均,補間処理,四則演算(スペクトル同士,スペクトルと係数) などが行えます。

フォトメトリック(定量)モード

単波長,複数波長(1波長,2波長,3波長法含む),スペクトル(指定波長域におけるピーク,最大値,面積など使用可)による定量が行えます。 また,多点検量線法(1次,2次,3次関数フィッティング,原点通過指定可)や,ユーザ定義関数によるフォトメトリック処理(+,-,×,÷,Log,Expなどの関数並びに係数の組み込み可) を用いることができます。 補正は,重量補正,希釈率補正など試料毎の係数が使用できます。 また,指定時間間隔の繰り返し測定,データ平均,任意判定式による測定結果の合否判定が行えます。

カイネティックス(タイムコース)モード

2波長における測光値の時間変化を測定(タイムコース測定)できます。 複数のタイムコースデータの比較/相互処理,記録も可能です。 また,酵素活性値計算(シングルセル,マルチセル対応),ミカエリスメンテン定数計算並びにグラフ作成(Michaelis-Menten,lineeweaber-Burk,Hanes,Woolf,Eadie-Hofstee,Hillの各プロットに対応),測定中における試薬添加などのイベント記録なども行えます。

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