iMLayer AERO - 特長
イメージング質量分析用自動スプレー装置
再現性の高いイメージング画像

湿度コントロール
前処理前に噴霧チャンバの雰囲気置換を行うためハンドスプレーと比べ安定した環境での噴霧が可能です。

詰まりのない試薬送液
マトリックスがノズル先端で詰まると噴霧が不安定になり再現性の低下を招きます。洗浄機構により詰まりのない安定した噴霧を実現することで、MALDI分析に高い再現性を与えます。
空間分解能と感度の両立

高い噴霧性能
標準プロトコルにより、ハンドスプレーと同等の感度・空間分解能を達成可能です。
二段階蒸着
さらなる高空間分解能(5~10 μm)・高感度のMSイメージング画像を取得するために、マトリックス蒸着装置 iMLayerと併せて実施する二段階蒸着法を開発※。イメージングを強力に サポートします。
※特許番号:JP6153139、JP6183779
二段階蒸着ではにじみの少ない高精細なイメージング画像が取得可能

ハンドスプレー
- マトリックス:9-AA
- 使用量:200 μL

二段階蒸着
1 step:iMLayer(蒸着法)
- 膜厚:1 μm
2 step:iMLayer AERO(スプレー法)
- 送液量:120 μL/min
- ステージ速度:70 mm/sec
- 積層数:4層
マトリックス塗布以外の前処理にも利用可能
誘導体化処理

誘導体化処理(ジラール試薬T)にも対応します。
iMLayer AERO 1台でMSIの前処理を幅広くカバーします。誘導体化を行うことでテストステロンのようなイオン化しにくい物質のイオン化効率を向上させ、MSI画像を取得可能にします。