Cell Pocket™ - 特長
細胞観察サポートWebアプリケーション
目で見た細胞の状態を思いのままに数値化
3ステップで解析レシピを作成可能
一度レシピを作成すると同じ解析はルーチンで処理できます。
STEP1 学習済みモデルの作成
お客様の画像を用いて、細胞/ コロニー領域等を抽出する学習済みモデルの作成機能が備わっています。
STEP2 解析処理の選択
14種の解析処理がプリセットされており、それらを組み合わせることで柔軟に解析レシピを構築できます。お客様で解析処理を独自に追加することも可能です。
画像加工 | 画像連結 オーバーレイ 単純二値化* 適応二値化* 背景信号比による二値化* |
---|---|
解析 | 細胞数計測 粒子解析 粒子分類 欠陥検出 テクスチャ類似度 被覆率算出 被覆率分布 |
グラフ化 | ヒートマップ ヒストグラム 散布図 |
* 各二値化処理は興味対象の領域とそれ以外の領域を仕分ける処理です。細胞核と背景を仕分ける際などに用いられます。
STEP3 解析処理パラメータの調整
解析処理の各パラメータはユーザーインターフェース上で簡便に調整可能です。期待される結果が得られる解析処理パラメータに調整します。以下は異常細胞の検出閾値のパラメータを変化させた解析例を示しています。
ラボメンバーの培養情報を集約できるポケット
Webアプリケーションで一括管理
お客様の拠点内にサーバーPCを設置するだけで、Webブラウザ経由でシステムを利用できます。
※サーバー1 台あたり、最大20アカウントを付与可能です。
[オフィス]
- データの閲覧,整理,解析
- 実験レポートのアップロード
[実験室]
- データの取得
- システムへのアップロード
培養情報を一覧性高く表示
- 培養情報、取得データ、解析結果などを一覧性高く表示でき、実験の概要を素早く把握できます。
- Cell Pocketによって過去データとの比較や、実験の引継ぎ、状況確認のコストを確実に削減できます。
培養管理のためのユーザーインターフェース
培養条件を手間なく漏れなく入力
- 培養条件(細胞種や培地の種類など)を事前に設定した選択肢から入力できます。
- 「テンプレート入力」機能で、ラボメンバーで入力する情報を統一できます。
- テンプレートは複数登録でき、権限を持ったユーザーであれば自由に後から編集できます。
AIを活用するためのデータ管理をサポート
- データセット、学習履歴、解析レシピ、解析結果を記録してデータトレーサビリティを確保します。。
- AIを使うからこそ、重要性の高まるデータ管理を手間なく実現できます。

培養管理画面から、まとめて解析
- 登録したデータに対して複数の解析レシピを一回の操作で実行できます。
- 解析はシステムのバックグラウンドで実行されるので、一つ一つの解析を待つ必要はありません。
- 管理と解析が一体になったシステムなので、培養条件間の比較や過去データの探索も容易です。
Cell Pocketは、株式会社島津製作所またはその関係会社の日本およびその他の国における商標です。