パージ・トラップ分析システム - 特長
(水中揮発性有機化合物)
圧倒的な感度と信頼性
不活性なサンプルラインの採用による高感度化
徹底したラインの不活性処理とメソッドの最適化により,高感度分析を実現しています。水中カビ臭気物質の分析において,塩析を行なうことなく,超高感度分析が可能です。もちろん,クライオフォーカスは必要ありません。
塩析なしのカビ臭の高感度分析
0.000001 mg/L 1 ppt(基準値1/10)
2-メチルイソボルネオール
ジェオスミン
高精度な内部標準液自動添加機能
新たな方式の内部標準液自動添加機能(特許取得)を採用しました。高い精度で内部標準液を添加することができ,1,4-ジオキサン-d8も自動添加が可能になりました。
1,4-ジオキサン-d8自動添加(4 ppb)での面積値の変動
※参考データであり,保障値ではありません。
卓越した効率性と処理能力
内部標準液自動添加用のボトルを複数搭載
PT7000には,内部標準液自動添加用のボトルを複数搭載することができます。これにより,異なる濃度や種類の内部標準液を使用する際に,交換の必要がありません。どちらの内部標準物質を使用するかは,メソッドで選択することができます。
あらゆる揮発性有機化合物に対応したトラップ管
あらゆる揮発性有機化合物を,1種類のトラップ管で分析することができます。分析対象項目ごとにトラップ管を交換する必要はありません。特に,日本の規制市場に最適なトラップ管として開発しているため,信頼性の高いデータ採取が可能です。
優れた操作性とメンテナンス性
優れた操作性の日本語制御ソフト“PT Link”
メインの設定は,全てひとつの画面で操作ができ,複雑な画面構成に戸惑うことはありません。また,QA/QCログ機能をはじめ,メモ機能,リアルタイム流路図表示,スケジュール指定,バイアル指定ツールなど,新たな新機能が追加され,最高の操作性を実現しています。
優れたメンテナンス性
トラップ管の交換は,前面から工具なしでアクセス可能です。トラップ管はスパナで簡単に交換できます。ヒーターには,フレキシブルタイプを採用しており,交換は容易です。また,トラップ管は,カビ臭,VOCと共通なので,モード切り換え時には,トラップ管の交換作業は不要です。